水槽補修工事
設備保全
サービスの概要
飲料水槽はFRP製パネル組立式水槽が多く採用されています。
各パネルをボルトナットで締結し底面・側面・天井面を構成する構造体で、使用年数と共にパネル接合部パッキン劣化や気相部ボルト腐食、外面劣化による強度低下など不具合が発生します。適切なタイミングで補修工事を行うことで、水槽の寿命を延ばし永く使用できるようになります。
このようなお困りごとに
お応えします
- 貯水槽で頻繁に警報が出る。何とかできないか?
- 貯水槽の水があふれており、急いで対応してほしい。
- 貯水槽を長持ちさせるために、補修内容を提案してほしい。
- 貯水槽「補修」と貯水槽「入替え」、どちらが良いか悩んでいる。
当社サービスの強み・ポイント
- 貯水槽清掃時に、不具合箇所の点検と補修の提案を実施。
- 軽微な劣化部品の交換であれば、手持ちの機材で即日対応。
- 修理にかかるコストと劣化具合を考慮して、水槽更新もご提案。
サービスの内容
槽内接合部ライニング工事
FRP水槽の継ぎ目から漏水する場合や、パッキンが劣化して水に浮遊する場合に行います。パネル接合部ライニングにより継ぎ目を被覆することで、パネルが一体物構造化し水槽強度が増します。
槽内全面ライニング工事
地下式コンクリート製受水槽では、亀裂の発生により地下水が侵入する場合があります。そこで全面ライニング工事を行うことで耐久性を向上させます。さらに樹脂トップコートにより完全平滑仕上げにすることで、汚れが付着しにくく清掃効果が高まります。またFRPライニングとコンクリートの間の結露発生が抑えられるとともに、特殊プライマー使用により剥離・クラック等の発生を抑制します。
外面コーティング工事
外面の劣化要因としては、紫外線、湿気、温度、大気汚染物質、自然条件によるものが考えられます。劣化は水槽の破損、漏水、機能障害などの要因になります。また外面が劣化により毛羽立ってくると、肉厚が薄くなり踏み抜き事故や藻の発生などが起こる恐れがあります。専用ポリウレタン樹脂塗料による外面コーティングにより外面劣化や漏水を防止し、衛生的に美観を保持しつつ水槽の寿命を延ばします。
槽内気相部ボルト腐食改善
水槽内の気相部に溜まった水蒸気には、水道水の塩素が含まれています。長期間使用していると、それら塩素によって気相部のボルトが腐食し、さまざまなトラブルを発生させる要因となります。このようなトラブル対策としては、気相部ボルト取替え・防錆キャップ取付けがあります。現場の状況に応じて、最適な対応策を提案します。
槽内補強材補修
経年劣化により、水槽内の補強材の肉厚が薄くなったり発錆することで、強度が著しく低下する可能性があります。そこで劣化状況に応じライニング補強を併用するなど内部に補修を加えることで、水槽自体の強度を高めて長寿命化を図ります。
給水付帯設備修繕
貯水槽清掃時に、不具合箇所の点検と補修プランを提案します。給水弁や制御設備など軽微な劣化部品の交換であれば、手持ちの機材で即日対応も可能。定水位弁、ボールタップ、通気管、マンホールパッキンなどは、施工車両に積載しているので、速やかに修繕します。
水槽入替え工事
FRPパネル水槽のメーカー耐用年数は15年です。15年以上経過した水槽になると、補修費用も膨大となります。また耐震強度も基準を下回るため、水槽を更新した方がよい場合もあります。
当社では確かな技術を保有する提携工事業者と共に、状況に応じ入替え工事の提案も行います。