給水方式が直圧式のマンションで、たまに水が出なくなることがあるとのご相談。
流量測定を実施した結果、給水量の不足が原因であった為、直結ブースターポンプの設置を提案し、それに伴い配管取替え工事も行いました。
事例詳細
状況
給水方式が直圧式の某マンションの一室(最上階4F)で、たまに水が出なくなることがあるとのご相談があり、現地調査を行いました。
作業内容
流量測定と圧力測定を実施した結果、もともとの水量が少ない上に水の使用量が多い時に圧力が低下することで、最上階で水が出なくなると考えられました。そのため、直結ブースターポンプの設置と配管取替え工事を行いました。
解決のポイント
なぜたまに水が出なくなるのか現地で調査を行いました。
【 調査内容 】
①圧力測定 通常の水が使用できる時であれば圧力は十分でしたが、最上階が断水した時は圧力が低下していました。
②流量測定
給水管内に流れている水の量が少ない事がわかりました。
≪調査結果≫
もともとの水量が十分でないうえに建物全体での水の使用量が多い時、最上階4Fに運ばれる水の量は少なく、圧力が低下し水が出なくなったと考えられます。
調査結果より、給水量の不足が原因であるため、直結ブースターポンプの設置を提案し、それに伴い配管取替え工事も行うことになりました。
≪工事イメージ図≫
水量を増やすためと、直結ブースターポンプに合う配水管に
サイズ変更(25A→40A)しました。
【階段下スペースに直結ブースターポンプ設置】
≪工事後≫
ブースターポンプ設置により各住居の水量が増え、問題なく水を使っていただけるようになりました。
水道本管取替、道路の掘削、電気動力の引き込み等、各行政機関への届出・申請もすべて当社で行いました。
大阪市では、給水管水圧により直接供給する直結直圧式については、3階建てまでの建物を対象としています。(一部特例あり)
参考 大阪市水道局
http://www.city.osaka.lg.jp/suido/page/0000161205.html