簡易専用水道検査に伺ったところ、屋外設置の水槽表面が劣化しており、槽内に光が透過している状態でした。
今回の検査では水質に問題は見られませんでしたが、早めに遮光コーティングを行うなどの対策をお勧めしました。
事例詳細
状況
現場は築年数30年以上経過している建物で、水槽も同じく設置から30年以上経っていました。
作業内容
検査員が簡易専用水道検査を実施。
結果は問題ありませんでしたが、水槽外部の劣化具合について改善提案の助言をさせて頂きました。
解決のポイント
屋外設置水槽の外面は劣化が早い!
屋外設置の水槽の場合、特に外面の劣化は屋内の水槽と比べて進行が早く、外面塗装が劣化により剥がれて薄くなると槽内に光を通し、水槽内に藻が発生するなどして槽内の水質に悪影響を及ぼす恐れがあります。
検査結果としては問題がない場合でも、気になる点があれば改善提案をさせて頂いております。
今回、検査員より提案をした遮光コーティングは通常の塗装と違い、光の透過を抑えるコーティングとなります。タンク外部に光の透過率を下げるため、黒色の塗料コ-ティングを行います。しかし、黒色の状態では熱吸収力が大きい為、水温上昇の原因になるので、白色系の塗料で上塗りを行なって仕上げます。
≪遮光コーティング施工例≫
黒色塗料コーティング
(光の透過率を下げる)
白色塗料コーティングで上塗り
(黒色のままでは熱吸収が大きいため)